メッセージ

グエン・ティ・リエン（2017年度卒業、ベトナム、在留資格「介護」で就労*）*寄稿時点

日本での福祉制度がいいし、育児環境がいいと紹介されたので、息子の将来ために家族から離れて2017年4月にAHA日本語学校の留学生として来日しました。その頃、まだ寒かったですが、どこでも桜が咲いてとても綺麗でした。日本に来て最初は日本の文化やゴミ分別など、何も分からなくて生活が困りました。私は日本に来る前に1年間日本語を勉強したのに、全く話せなかったです。特にアルバイト先の利用者様が何を言ったか分からなくて、自分の言いたいことも言えなくて、本当に辛かったです。けれど、先生達がいつも応援してくれて、生活のルールなども親切に教えて頂きました。また、ベトナムのお正月に故郷が懐かしい私達の気持ちをわかってくださりました。日本の観光地が分かるように、遠足もありました。いつも私達を親切に考えてくださり、本当に先生達に出会って良かったです。
日本語学校で1年間、介護の専門学校2年間を頑張って、介護の国家試験に合格して、現在、働いています。アルバイトの経験はありましたが、正社員として勤務時間と担当の仕事が増えました。高齢や障害により日常生活で困っている人を支援させて頂いています。身の回りの世話や身体的だけではなく、精神的な介助も行う仕事です。利用者様の状態に合わせてサポートを行います。そして利用者様の家族にも精神的な対応もします。
外国人として日本の文化の違いもあり、入職時に不安が沢山ありましたが、上司や先輩のみなさんに教えていただき、だんだん仕事に慣れて、最初の不安が吹き飛ばれました。日々生活の中で利用者様の笑顔を沢山見せて頂けるように頑張っています。本当にこの仕事は大変だけれど、利用者様を家のおばあちゃんやおじいちゃんみたいに感じ、この仕事が好きです。これからも利用者様が安心して過ごして頂けるように、私も楽しく生きていこうと思います。これからも頑張ります。