2017.05.17

チョイス

フェリーチェ 入所/ショート その他 

入所介護部の浦部です。

 

先日、嫁さんと子供を連れて実家で親と一緒にご飯を食べたんですね。

 

僕は家の中で靴下を履いているのが嫌いなので、実家でも脱いでいました。

 

時間も遅くなり、ぼちぼち帰ろうかという時、鞄に入れたはずの靴下がない。

 

その時は眠かったのと、探すのが面倒臭かったので裸足にブーツで帰りました。

 

別になかったらないでええよと言っていたんですが、おかんは気にしていたようです。

 

 

ある日、「靴下見つからんし、ちょうど安いのがあったから買ってきたよ」と持って来てくれたんです。

 

靴下とはいえ、「衣類を親に買ってもらう」のは中学生までだと思っていましたが、40を目前に親に靴下を買ってもらうという事態になったわけです。

 

 

さらに驚いたのが、靴下のチョイスです。

 

 

 

 

 

スニーカーを履いてるように見えるデザインの靴下

 

 

母は何故、これを選んだのかということですよ。

 

 

靴下なんて黒とか地味な色の無地でいいじゃないですか。

 

そこで柄物を(柄というか何というのか・・)選んだという事に僕は度胆を抜かれました。

 

*改めて言うと、僕は今年で40になります。

 

 

「買う」という行為には「選ぶ」という行為が付随するわけです。

 

 

「息子」「40のおっさん」「長男」「髭が濃い」「白髪が多い」etc..

 

 

様々な僕にまつわる情報を加味して、「似合うか」「喜ぶか」を考え、そこに母のセンスが加わって、最終的に

 

 

 

 

 

 

これをチョイスしたというわけですね。

 

 

これはお洒落がどないやこないやということではなく、僕は「愛」だと受け止めましたね。

 

 

想像ですが、母はこれを買うにあたり

 

「こっちがええかな?」

 

「これええやないの~」

 

「どっちにしよう?」

 

と色々考えてくれたと思うんですよ。

 

 

中学生の頃なら、「こんなん恥ずかしいわ」と母の想いを無碍にしていたかもしれません。

 

 

でも今なら分かるんです。

 

 

 

これは「愛」だと。

 

 

 

母が自分の子供に与える無条件の「愛」だと。

 

 

その想いを噛みしめながらこの靴下を履きます。

 

(ちなみに3足セットで、色違いでグリーンとイエローがあります)

 

 

 

 

 

 

 

 

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