大阪の脳・脊髄・神経に特化した専門病院

病院概要

病院概要

HOSPITAL FUTURES

  • TOP
  • 病院概要

Opening hours

  • 4つの診療室で脳神経外科と神経内科の外来診療が行われています。医師会や市民病院など、他の医療施設の先生方と連携し、市民の脳・脊髄・神経の健康を守ります。また、1階にある高性能MRI検査・マルチスライスCT・頸動脈エコー検査を主とする脳ドックのような検査は、脳卒中の予防に威力を発揮します。

  • 診療時間
    午前
     8:45 - 11:30
    × ×
    午後
     13:30 - 15:30
    × ×

    ※午前診、午後診共に診療終了30分前までにご来院ください。

Hospital philosophy

病と心を癒す、
患者さまのための脳神経医療

職員の行動規範

  • 地域に

    ・救急を使命とする心
    ・地域医療づくりに協力・貢献する心
    ・適切な医療連携をする心

  • 患者様に

    ・必ず診る謙虚な心
    ・笑顔で丁寧に接する心
    ・家族と思い決して傷つけない心
    ・説明と理解を大切にする心

  • 職場に

    ・自ら率先する心
    ・皆で協力し合うチームの心
    ・品を重んじる心
    ・医の標準と効率を大切にする心
    ・他を育成し自らを向上させる心
    ・変化と進捗を大切にする心

Medical care

こんな症状があれば、是非受診してください。

頭痛

最も多いのは肩こりに伴うような緊張性頭痛ですが、季節の変わり目などにズッキンズッキンと脈うつような血管性の片頭痛があります。勿論、脳腫瘍が隠れていることや、頭部打撲後にと脳と骨の間に血が貯まる慢性硬膜下血腫、知らないで持っていた脳動脈瘤が破裂するクモ膜下血腫など、頭蓋内に異常があれば頭痛をきたします。これらの時に命を脅かすような脳の病気を事前に発見する、脳MRI/MRA検査が重要です。

めまい・ふらつき

突然目がぐるぐる回転するようなめまいで最も多いのは、耳の失調からくる内耳性めまいですが、少し長く続くときは脳幹や小脳の脳梗塞である場合があり、早期診断治療が重症化を防ぐために重要です。また耳の神経の周囲や小脳に脳腫瘍が隠れていることもあります。またふらつきは、大脳や脳幹、小脳、そして脊髄の腫瘍や炎症、神経変性疾患、アルコール性やビタミン欠乏による神経症の初期症状であることもあり、神経の専門医による神経所見とMRI検査が病気の発見に重要です。

物忘れ

認知症の初期症状ではありますが、多くは加齢に伴う病的とは言えない物忘れです。しかしながら、病気としての物忘れ、すなわちアルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症、脳血管性認知症の初期の多くは、年のせいだと思いがちです。これらの病気としての物忘れは早期診断と早期の治療開始が、その進行を遅らせて、周囲の方にも安心頂けます。また脳腫瘍や正常圧水頭症などの脳の病気が隠れていることや、甲状腺機能低下症などの内科的疾患が隠れている場合があります。当クリニックでは専門医がMRI検査や認知機能検査など、必要な検査を行って診断、早期治療を行います。

歩きにくい

年のせいだと思っていたら、脳、脊髄、神経の病気である場合が少なくありません。最近、足がたよりない、歩くのがゆっくりだ、歩幅が小刻みになった、階段の降りるのに手すりがいる、長く歩けない、など、パーキンソン病正常圧水頭症などの脳の病気、頸椎椎間板ヘルニア/頸椎骨軟骨症/後縦靭帯骨化症などによる頸部脊髄症、腰部脊柱管狭窄症などの馬尾神経症、などです。神経の専門医はそれらの病気を診察で病気の存在の可能性を知り、脳、脊髄のMRI検査を行って診断し、治療を開始します。

手足や顔、口の震え/ぴくつき

手、指のふるえ、足のふるえ、声のふるえ、口のもぐもぐ、手足や顔のぴくぴくする動きなど、の不随意運動はパーキンソン病ジスキネジアなど神経の機能的障害の病気、筋委縮性側索硬化症などの神経/筋肉の変性する病気、てんかん、などを疑い、当クリニックではMRI検査、脳波、神経伝導速度検査、筋電図検査を行って診断し、適切な加療を開始します。
また、片側の目の周りや頬、口の横のぴくつきは顔面痙攣で、当クリニックではボトックス治療をはじめ、症状の経過によっては手術による根治をお勧めします。片側の顔面の痛みは三叉神経痛といい、顔面痙攣と同じメカニズムで生じる脳の病気ですが、三叉神経痛は薬でのコントロールができる場合が殆どです。コントロール困難な場合は、手術での根治が有効で、死ぬほどの激痛発作がピタッと翌日から止まります。

腰痛、足のしびれ/痛み

腰痛でお困りの方が多くいらっしゃるかと思います。座っていると何ともないが、立位、歩行で悪化して、途中で休憩が必要になる場合は腰部脊柱管狭窄症であることが少なくありません。腰痛だけでなく、臀部から大腿、下腿、時に足までのつっぱり、しびれ、痛み、といった座骨神経の症状を伴う場合はさらに狭窄症である可能性が殆どです。日常生活に支障のない程度であれば、薬での症状緩和の適応ですが、長く困っている場合は侵襲の少ない、1時間程度の顕微鏡的手術で治すことができます。若年者であっても腰椎椎間板ヘルニアは歩行困難になるほどの腰痛や下肢痛を急に生じます。それらの病気の程度や予後を知るためにMRI検査が必須で、当クリニックでは確実な診断と患者様側に沿った治療方針で加療いたします。また足のしびれや痛みは、糖尿病性やビタミン欠乏性の末梢神経障害、あるいは足の部位で神経が扼性されて生じる末梢神経障害(腓骨神経障害、足根管症候群など)があり、神経伝導速度検査を加えた確実な診断に続いて、適切な加療を行います。

意識障害

仕事中や、会話していて急に意識がなくなって倒れた、トイレでふーっとなって倒れた、などの意識障害発作があった場合は、脳の機能的疾患である、てんかん、あるいは低血圧発作のような自立神経障害や不整脈、低血糖症などの内科的疾患を鑑別する必要があります。てんかんは時に脳腫瘍、脳血管奇形、もやもや病などの脳の病気が隠れていることがあり、脳MRI、脳波、心電図検査を行って診断、適切な加療を開始します。また当クリニックでは睡眠時無呼吸発作症候群の診断、加療も行っています。発作の原因に呼吸中枢のある延髄に病気が隠れて場合があり、脳MRI検査で除外することが必要です。

手足や顔の麻痺、ことばの障害

急に片方の手や足のしびれが出て動かしにくい、ことばがしゃべりにくい、などの症状がでたときは脳梗塞脳出血など、脳卒中の可能性が大です。
片方の顔が麻痺して目を閉じにくい顔面麻痺の症状の多くは、顔面神経の炎症が原因の顔面神経麻痺(ベル麻痺)であることが殆どですが、脳幹や大脳の小さな脳梗塞であることがあります。治るかなと様子を見ている人が少なくありませんが、すぐに脳MRI検査を行って診断し、治療を開始することが重い後遺症を残さないようにするために重要です。

首の痛み・手のしびれ/痛み

頑固な頸部痛、あるいは手のしびれ、痛みは頸椎椎間板ヘルニアや頸椎骨軟骨症による、頚髄から出る神経の症状が多いです。多くは神経の圧迫が強くなる方向である、頸部を後ろに曲げる(伸展)としびれや痛みが強くなります。レントゲン検査と神経症状の部位で凡その診断は可能ですが、症状が強くて薬が効かない場合や、1カ月以上症状が継続する場合はMRI検査を行って、神経の圧迫する部位と程度、病変(ヘルニア/骨棘)の診断を行うことで、適切な治療方針を立てることができます。手のしびれは肘、手の関節付近の神経の絞扼で生じることがあり(手根管症候群肘部管症候群)、神経伝導速度検査を追加して適切な診断を行います。

筋肉のやせ/四肢のだるさ

手足、頸部や肩のまわり筋肉が部分的に細くなって痩せてきた、力が入りにくくなってきた場合は、原因が筋肉の炎症や変性する病気(多発性筋炎、筋ジストロフィーなど)か、神経の病気で筋肉が痩せてきた(筋委縮性側索硬化症、多椎間性頸椎症、神経鞘腫など)をMRI検査、筋電図検査、神経伝導速度検査を行って診断、適切な治療を開始します。午後になると手足の力がなくなってくる重症筋無力症や発作的に力がはいらなくなる周期性四肢麻痺もあります。また風邪のあと、しばらくして手足の筋力低下が進行してくる末梢神経の炎症のギラン・バレー症候群は、早期の診断と治療開始が重要です。

Diseases

脳神経外科(脊髄外科)
脳疾患:脳動脈瘤、脳動静脈奇形、脳腫瘍、下垂体線腫、正常圧水頭症、顔面痙攣、三叉神経痛、 クモ膜嚢胞、頭部外傷、脊髄・脊椎疾患:頸椎椎間板ヘルニア、頸椎骨軟骨症、後縦靭帯骨化症、脊髄腫瘍、アーノルドキアリ奇形、脊髄空洞症、腰部脊柱管狭窄症、腰椎椎間板ヘルニア、脊髄血管障害、末梢神経障害:手根管症候群、肘部管症候群、足根管症候群
脳神経内科(神経難病センター)
脳血管障害(脳梗塞、脳出血、脳卒中後遺症)、認知症、パーキンソン病、脊髄小脳変性症、振戦症、ジストニー・ミオクローヌス、筋萎縮性側索硬化症、てんかん、頭痛、多発性硬化症、脳髄膜炎、脊髄炎、代謝性・中毒性脳症、ギラン・バレー症候群、糖尿病性・アルコール性末梢神経障害、重症筋無力症、多発筋炎、筋ジストロフィー症、周期性四股麻

脳神経内科では、神経難病に対して大阪南河内地域の中心的役割を担うべく、質の高い診療を行っています。
神経難病は診断が困難な為、放置されたり、違う病気として扱われたりすることが少なくありません。当院では病気を正確に診断し、治療のお手伝いをします。
神経難病の種類
パーキンソン病およびパーキンソン病関連疾患、筋萎縮性側索硬化症、脊髄小脳変性症などの神経変性疾患、多発性硬化症、重症筋無力症などの免疫性疾患、ヘルペス脳炎やクロイツフェルト・ヤコブ病などの感染性疾患、筋ジストロフィーや封入体筋炎などの筋疾患など
脳神経内科 もの忘れ外来
アルツハイマー病などの認知症の診断、診療も行っています。忘れやすい、同じことを何度も聞くなど、認知症が心配される方、認知症様の症状が急激に進んで困っている方など、是非ご相談ください。

Hospital profile

開院 2009(H21)年9月1日
所在地 大阪府藤井寺市野中2丁目91番地
診療科目 脳神経外科・脳神経内科
病床数 急性期50床 (集中治療室6床)
診療科目 脳神経外科・脳神経内科
職員数 98名

建物概要

土地面積 2943.92㎡
延べ床面積 3216.47㎡
建物内訳 旧棟 RC構造3階建て 延床面積 2678.58㎡
新棟 RC構造2階建て 延床面積 537.09㎡
駐車場 第1駐車場  37台
第2駐車場  56台(内職員専用11台)
第3駐車場  41台(職員専用)
施設基準一覧 急性期一般入院料1
救急医療管理加算
超急性期脳卒中加算
診療録管理体制加算2
50対1急性期看護補助体制加算
療養環境加算
データ提出加算2 ロ
入院時食事療養(Ⅰ)
救急搬送看護体制加算
病棟薬剤業務実施加算1、2
遺伝学的検査
神経学的検査
CT撮影及びMRI撮影
脳血管疾患等リハビリテーション料(Ⅱ)
運動器リハビリテーション料(Ⅲ)
硬膜外自家血注入
椎間板内酵素注入療法
脳刺激装置植込術及び脳刺激装置交換術
脊髄刺激装置植込術及び脊髄刺激装置交換術
保険指定医療機関
取扱保険
公的医療保険(健康保険、船員保険、国民健康保険、後期高齢者医療制度等)
結核医療
生活保護
戦傷病者
原爆医療
精神保健及び精神障害者福祉医療
特定疾患医療
小児慢性特定疾病医療
指定難病医療
労働者災害補償医療
地方公務員災害補償医療
自動車保険診療
医療活動状況(2021年) 外来延患者数 年間 27,543名
初診患者数 年間 4,283名
入院延患者数 年間 15,004名
新入院患者数 年間 1,370名
救急搬送数 年間 2,337名
手術件数 年間 645件

手術件数

  動脈瘤/AVM 脳腫瘍 バイパス/脳出血 顔面痙攣三叉神経痛 外傷 脊椎脊髄疾患 水頭症 その他 総手術件数
2009 17 3 10 3 1 34 6 8 82
2010 41 9 25 18 33 202 22 46 396
2011 58 23 27 16 40 248 19 23 454
2012 45 19 17 16 40 271 19 33 460
2013 37 21 12 16 59 299 29 18 491
2014 42 12 21 12 45 301 24 27 484
2015 39 23 18 25 61 286 17 31 500
2016 53 21 15 17 61 289 23 37 516
2017 30 27 11 16 62 349 36 36 567
2018 23 22 30 16 67 307 36 70 571
2019 31 24 45 19 60 217 23 58 577
2020 49 25 44 12 64 323 29 65 611
2021 64 28 44 13 53 340 31 72 645
累計 529 257 319 199 646 3,566 314 524 6,354