回復期
リハビリテーション病棟

回復期リハビリテーション病棟は、命の危険を伴うような大きな脳血管疾患や、大腿骨頚部骨折後、脊髄損傷などの患者さまが日常に復帰するためにリハビリテーションを専門に行う病棟です(入院期間は、疾患によって定められています)。

起床から着替え、排泄、食事などに対して手厚い看護を受けながら、各分野のスペシャリストから十分な時間をかけて、効率的なリハビリテーションを受けることができます。

病床数
50床

病棟の特徴

  1. 質の高いリハビリテーション、
    定期的な合同カンファレンスで
    目標達成をサポート

  2. 管理栄養士が参加する
    栄養サポートチームなど
    多職種連携で充実した
    リハビリ環境を提供

  3. 退院後の
    訪問リハビリや通所リハビリで
    切れ目のない医療サービス

対象の患者さま

入院対象疾患・状態
脳血管疾患、脊髄損傷、頭部外傷、くも膜下出血のシャント手術後、脳腫瘍、脳炎、急性脳症、脊髄炎、多発神経炎、多発性硬化症、腕神経叢損傷等の発症後もしくは手術後の状態、または義肢装着訓練を要する状態
大腿骨、骨盤、脊椎、股関節もしくは膝関節の骨折または2肢以上の多発骨折の発症後または手術後の状態
外科手術後または肺炎等の治療時の安静により廃用症候群を有しており、手術後または発症後の状態
大腿骨、骨盤、脊椎、股関節または膝関節の神経、筋または靭帯損傷後の状態
股関節または膝関節の置換術後の状態

当院のリハビリテーションは
チームで取り組みます

患者さまがその人らしく暮らせるように、期間内で効率よく結果を出せるようチーム一丸となってサポートします。また内科医、外科医など他科の専門医とも連携し全人的な治療を心がけます。

  • 理学療法士

    日常生活に欠かせない基本動作、寝返る、起き上がる、座る、たつ、歩くなどの機能の、維持回復をお手伝いします。

  • 作業療法士

    食事、トイレ動作、身支度をするなどの日常生活に必要な応用動作の、維持回復をお手伝いします。

  • 言語聴覚士

    食べる、飲み込む、話す、聞く、認知機能に問題のある方の問題点を探り、機能維持回復するお手伝いをします。

  • 管理栄養士

    リハビリテーションと栄養はとても密接に関係があります。リハビリの効果を高めるために最適なお食事を一緒に考え結果に貢献します。

回復期リハビリテーション病棟 専従管理医師 脳神経外科医師
津澤 悟
【資格・所属学会】
- 日本リハビリテーション医学会 - 医学博士 - 身体障害者認定医(肢体不自由)

30年以上脳神経外科の急性期医療を行ってきた経験を活かして、当院における回復期リハビリテーション病棟の充実に努めています。また、青山脳神経外科病院と連携し、いざという時にも安心していただけるような態勢をとっています。

整形外科医師
平岡 誠司
【資格・所属学会】
- 日本整形外科学会 - 日本リハビリテーション医学会

一般整形外科と回復期リハビリテーション病棟を担当しています。回復期リハビリテーション病棟での集中的なリハビリで年齢に関係なく多くの患者さまが機能回復されている事を経験しリハビリの重要性を実感しています。実りある人生をご自宅で過ごしていただけるようリハビリスタッフと総力をあげて取り組んでいます。

退院前、退院後について

  • 退院前に専門スタッフが一緒にご自宅に伺い、環境調査しますその情報を元に、退院後の生活に必要な部分の日常動作を強化したり、退院後の心配点を一緒に考え、不安を解消します。
  • 必要な方には、訪問リハビリテーションや通所リハビリテーションで継続的な治療をご提案します。